実行委員より第六回真宗合同布教大会のお礼とご報告

実行委員より第六回真宗合同布教大会のお礼とご報告

日程=1月31日(土)
参詣=約 225名 ネット配信での視聴数=約357名

 1月31日の朝、三重県津市に雪が舞いました。三重県というと比較的 温暖な印象があるようですが、津市北部にあたる一身田という地域の冬は風が冷たく、そこに暮らす人間にとっては十分に厳しいものであります。一身田寺内町全体に敷かれている石畳が、冬の寒さをいっそう厳しく感じさせるのかも知れません。

「真宗合同布教大会」真宗高田派 本山 専修寺が第六回の開催地と決まったとき、高田派の一僧侶の身として、とても嬉しく思いました。普段この地で真宗各派の僧侶様方にお集まりいただき、御開山 親鸞聖人のみ教えをお聴聞し合うという機会はそれほど多いわけではないからです。お聴聞に来られた僧侶様方、ご門徒様方、また一般の皆様方が和気あいあいと大会を楽しまれていたことがとても印象深く、真宗合同布教大会がこの地で開催されたことによって地域の多くの方がそれぞれに充実した時間を過ごされたのだろうなと思うと、嬉しい思いで胸がいっぱいになりました。

真宗高田派では「親鸞聖人のみもとに帰ろう」をスローガンに、平成24年4月に開山聖人750回遠忌報恩大法会が厳修されました。

ご遠忌厳修後の今、私が目指すべきところはどこなのだろうかと、日々、自分自身に問うていました。僧侶に対し、「現代風の」「常識を覆すような」「新しい風を吹かせて」「分かりやすく」といった世間の皆様からのニーズがあることは、よく分かっております。しかし本当に、今までの常識を覆してみれば心安らかに生きる道を見つけることができるのでしょうか。私は、親鸞聖人がお亡くなりになってから750年という長い年月が経過した今だからこそ、「親鸞聖人のみもとに帰る」ことこそが大切ではないかとそう思うのです。つまり「なもあみだぶつ」のお念仏を、阿弥陀様のお声、私たちにかけられた尊い願いを、親鸞聖人を通して「聴かせていただく」こと。それこそが私の生きる唯一の道ではないかと、「真宗合同布教大会」開催後の今、再確認・確信している次第でございます。ご法話をしてくださった僧侶様方も、お聴聞に来られた方々もそれぞれに、阿弥陀様のお声を、親鸞聖人のみ教えを我が人生の問いとして受け止めておられるように感じました。そのひたむきなお姿を見させていただいて、「皆、苦しんでいるんだな」「皆、悩んでいるんだな」「皆、明日のことが不安なんだな」「それでも私たちは、生きているんだな」「私はひとりではないんだな」と、生きる勇気を授かったのは私だけではないはずです。私自身、本当に尊い時間を過ごすことができました。

開催にあたり、様々な場面で助けてくださった皆様に心から感謝申し上げます。そして大会当日、会場で、またインターネットでお会いした皆様へ、お会いできて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。皆様、必ずまたお会いしましょうね。皆様のお顔を拝見できる日を、楽しみにしていますね。どうかこれからも、真宗合同布教大会をあたたかく見守っていてください。

阿弥陀様、親鸞様、いつもどんなときも私のそばにいてくださって、本当に、本当にありがとう。

なもあみだぶつ
実行委員 佐藤弘道